サタデー・ナイト・シアター 2027年春公開

STORY

最初に言っておくが、
これは(想像通りの)ラブストーリーではない――。
映画監督を目指す、青年・美紀夫(坂東龍汰)は、
26歳の春、劇場チェーン主催の新人発掘企画で監督賞を受賞する。

晴れて商業デビューとなる長編映画の制作にこぎつけるが、
その条件は恋愛映画の脚本を監督することだった。
だが、恋愛経験が乏しい美紀夫は、脚本づくりに頭を抱える。
そんな美紀夫に、親友はこう提案する。
「脚本通りに自分で恋愛して、
映画に落とし込めばいいんじゃない?
」と。

映画レビューサイトで趣味が合いそうな
ツグミ(髙石あかり)を見つけた美紀夫は、
彼女が毎週土曜に通う映画館を訪れ、脚本にならって彼女との出会いを演出。

映画談議で打ち解けた2人は、毎週土曜の夜から
日曜の朝にかけて一緒に映画を観る2人だけの会
「サタデー・ナイト・シアター」の約束をする。

季節は夏から冬へと移り変わり、映画会の回数を重ねて
しだいに距離を縮めていく2人。
そして物語は、思いもよらぬ方向へと動き出す――。

BEHIND THE STORY

小説投稿サイトmonogatary.comと
羊文学、
両者がコラボした小説×音楽の垣根を越えた
新人作家発掘プロジェクト「羊文学賞」。
羊文学の楽曲「夜を越えて」にインスパイアされた
物語を募る同賞において、
1000を超える投稿作品から大賞に輝いた
『サタデー・ナイト・シアター』(著:ゆきはる)が、
今のカルチャーシーンを形作るキャスト&スタッフで映画化。
葛藤も、焦燥も、噓も恋も成長も――
観客一人ひとりの人生と結びつき、
観終えた後にはお茶しながら語らいたくなる。
ずっと待っていた「わたしたちの映画」が誕生した。
monogatary.com
小説投稿サイト
羊文学
楽曲「夜を越えて」
遠藤 泰己
新進気鋭のクリエイターによる映画化

CAST&STAFF

鵜飼美紀夫(新人映画監督)役
坂東龍汰
PROFILE
1997年5月24日、ニューヨーク生まれ、北海道出身。2017年、俳優デビュー。
2022年、映画『フタリノセカイ』で、第32回日本映画批評家大賞新人男優賞(南俊子賞)を受賞。2025年には『爆弾』で日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞。
近年の出演作は、映画『君の忘れ方』『未来』『黒牢城』『我々は宇宙人』『わたしの知らない子どもたち』、ドラマ『RoOT/ルート』『366日』『ライオンの隠れ家』『シナントロープ』など。
COMMENT
長年の知り合いだった遠藤監督と一緒に映画作りができたこと、心から嬉しかったです。スタッフの皆さんの映画愛に触れて、僕自身も改めて映画の現場がさらに好きになりました。安心して身を置ける現場で、幸せ者だぁと毎日思っていました。
そして、遠藤監督が長い時間をかけて生み出したこの映画に少しでもパワーを、と思いながら演じさせていただきました。

髙石あかりさんは今回が初めての共演でしたが、目の中に吸い込まれてしまうんじゃないかと思うほど魅力的なお芝居をされる方で、毎日たくさんの学びがあり、丁寧に話し合いながらお芝居を作り上げることができました。

最高の映画になっていると思います。楽しみにしていてください!
山中ツグミ(映画ファン)役
髙石あかり
PROFILE
2002年12月19日生まれ、宮崎県出身。
2019年より俳優として本格的に活動を開始。
2021年、『ベイビーわるきゅーれ』で映画初主演。2023年に第15回TAMA映画賞最優秀新進女優賞、2026年に第50回エランドール賞を受賞。
近年の主な出演作に、ドラマ『御上先生』、『アポロの歌』、映画『遺書、公開。』、『ゴーストキラー』、『夏の砂の上』、Netflix『グラスハート』、映画『禍禍女』などがあるほか、2025年度後期NHK連続テレビ小説『ばけばけ』ではヒロインを好演し大きな話題となった。さらに、ゲストパートナーを務めた『THE OPEN CALL -MAIN PARTNER 山田孝之-』が10/1(木)よりLeminoにて独占配信中。
COMMENT
遠藤監督が時間をかけて企画・制作されたこの作品は、脚本や事前にいただいた役や作品に関する資料の一つ一つから、熱量と愛情を感じました。
だからこそ、その思いに応えたい、監督の描くものを形にしたいという思いで、撮影に臨みました。
いつかご一緒したいと願っていた坂東さんとの共演は、本当に嬉しかったです。
想像もつかないアイデアや本番で何が起こるのかわからないほど自由に役を生きる姿に多くの刺激と楽しさをいただきました。
キャラクター一人一人が丁寧に描かれ、迷いながらも何かに向き合っていく姿は、きっと愛おしく映ると思います。
様々な視点が交差する作品なので、何度も劇場に足を運んでいただけたら嬉しいです!
監督・脚本
遠藤泰己
PROFILE
大阪府生まれ、京都府育ち。慶應義塾大学環境情報学部卒業。
ドラマやミュージックビデオを中心に監督・脚本を手掛ける。
2021年、映画『青葉家のテーブル』で脚本を担当。 映画『サタデー・ナイト・シアター』で脚本・監督を務め、長編映画監督デビュー。 同作を自ら小説化した『サタデー・ナイト・シアター (Not) A Love Story』を刊行予定。
COMMENT
はじめまして。映画『サタデー・ナイト・シアター』の監督・脚本を務めます、遠藤泰己と申します。
まず、原案となる短編小説を預けてくださった著者のゆきはるさん、制作中に何度も背中を押してくれた名曲「夜を越えて」(劇中でも流れます!)を託してくださった羊文学さん、そしてこの映画を一緒に作り上げてくださったキャスト・スタッフの皆さんに、心より感謝申し上げます。

映画『サタデー・ナイト・シアター』は約5年前、プロデューサーから原案となる短編小説が送られてきた日にはじまりました。
不器用な映画好きの登場人物たちは、「何者」と「何者でもない」の狭間にいました。そして男の方は、映画監督を目指していました。その姿はどこか自分にも似ていました。
原案から受け取ったエッセンスに情熱と、少しのひねくれを注ぎ、これでもかというほどキャラクターたちにぶつけ、自分の体重が乗った脚本が完成しました。
この映画の登場人物たちは、素直で、ひねくれていて、自信過剰で、いつも不安です。そんなアンビバレントな彼らを、少し恥ずかしくも、愛おしく思っています。
自分へ、そして自分に似た誰かへ向けてはじめたこの企画は、いつの間にか予想よりずっと遠いところまで広がっていきました。
その先で、坂東龍汰さん、髙石あかりさんと出会い、この春に映画を撮影しました。とにかく主演のお二人がかわいくて、キラキラ輝いていて、モニター越しにずっと見ていたくなりました。お二方以外の素晴らしいキャストの皆さん(まだ解禁前ですが……お楽しみに!)も、それに呼応するかのように素晴らしいお芝居が映像に焼き付いています。

5年の歳月をかけて、文字通り夢のようなキャスト・スタッフの皆さんと作り上げた映画は、僕なりのラブストーリーです。
余談ですが、良い映画を観た後、いつもの景色が違って見えることがあります。願わくば、貴方がこの映画を観終わって映画館を出た後、いつもの景色が少しだけ違って見えますように。

どうか、期待していてください。その期待を、さらに飛び越えてみせます。

来年の春、劇場でお会いしましょう!

MUSIC

「夜を越えて」
羊文学
PROFILE
塩塚モエカ(Vo.Gt.)、河西ゆりか(Ba.)からなる、繊細ながらも力強いサウンドが特徴のオルタナティブロックバンド。
代表曲「more than words」は全世界ストリーミング2億再生を突破し、日本レコード協会プラチナ認定作品に選定。
また、2026年6月に開催された日本最大規模の国際音楽賞「MUSIC AWARDS JAPAN」にて、楽曲「声」で最優秀オルタナティブ楽曲賞を受賞したほか、最優秀オルタナティブアーティスト賞を2年連続で受賞した。
ライブ活動においては、2025年にはUS、アジア、ヨーロッパの3大陸を巡る海外ツアーを経てグローバルな舞台へと活躍の場を広げている。2026年9月からは、国立代々木競技場 第一体育館2daysを含む自身最大規模の初となる全国ホールツアーを開催。さらに台湾・高雄での追加公演も控えている。
COMMENT
「夜を越えて」は、自分に必要のなくなったことたちに別れを告げるために作った曲です。“恋人との別れ”というテーマを借りましたが、人の目を気にして無意識に我慢していたことや、幼い頃から自分を縛り付けていたものたち、つまり、社会的に是とされるのに、どこか自分に馴染まない価値観を手放し、自由になっていきたいということを歌いました。

映画では、曲に込めた、何か、衝動のようなものをうまく掬い取ってくださいました。朝方の風が鼻につんとくる切なさ、若いということの無敵さ、それゆえの切なさ、それが全部集まった衝動が、巧みな物語の底に流れている。
それがこの曲と映画を強く繋いでいると思います。

とっても面白いお話です。お楽しみに。